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music

My Bloody Valentine

アイルランド出身のシューゲイザー/オルタナティヴ・ロックバンド。

アルバム『ラブレス』の制作に時間がかかり、制作費が25万ポンド(当時の日本円で約4500万円)もかかったために、クリエイションが倒産寸前に

アルバム完成に至るまでには完璧主義を貫くリーダーのKevin Shieldsに振り回され代わり代わり18人ものエンジニアを起用

「Loveless」の製作期間は2年。19箇所ものレコーディングスタジオを使用し、次から次へとエンジニアを雇ってはクビ

クリエイション・レコーズ (Creation Records) は、アラン・マッギーによって1983年にイギリスで設立されたインディーズ・レーベルである。 オアシス、プライマル・スクリーム、ティーンエイジ・ファンクラブ、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインなどが在籍した。

レコーディングのために莫大な金額が費やされ当時所属していたレコード会社を倒産に追い詰めたといういわくつきの本作は、 まあ確かにそうなるのも納得の内容で、会社の富を全部吸い上げちゃったような豪華絢爛な音響中毒が繰り広げられています。

お陰でクリエイションは破産。バンドはアイランドに売却、レーベルはソニーに吸収と言う憂き目に合っている。

それよりも金関係で驚いたのは、「loveless」製作時、ケヴィンとドラマーのコルムがホームレスだったということ。 クリエイションから週17000円を貰っていたけど、それだけじゃ住む場所を確保できずに空き家を不法占拠してたらしい。

Loveless

シューゲイザーの超名盤「Loveless」

ラブレス Loveless / 1991年 代表作であり、シューゲイザーの金字塔とされる2ndアルバム。

轟音ノイズギターに美メロという要素を持った彼らの音楽は、シューゲイザーというジャンルとして多数のマイブラフォロワーを生み出しました。あまりの轟音とノイズによって、一聴するとグチャグチャな感のある音楽ではありますが、ヘッドホンで大きめの音量で聴くと不思議と心地よい。

今作の一つの特徴はとにかく空間を埋め尽くすフィードバックノイズの嵐だ。それまでの彼等の作品はサイケデリックな要素を強く感じさせる物もあったが、今作ではとにかく甘い旋律と揺らめく霧の様な轟音が視界と聴覚を全て覆ってしまうサウンドスケープはマイブラならではの物であり、それらの方法論は本当に多くの後続のバンドに影響を与えた。

メリーチェインとコクトー・ツインズがシェイクされてできたような、儚いまでの耽美的かつ破滅を内包する危うさを持った美学的世界。ケヴィン・シールズとビリンダ・ブッチャーのコーラス・ワークは見事という他ない、完璧なバランスを保っている。もはやバンドサウンドというよりも、スタジオワークによる完璧につくり込まれた内向的世界がそこにありました。

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